糖尿病情報館

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糖尿病と高血圧の関係

糖尿病と高血圧には密接な関係があります。糖尿病と高血圧は動脈硬化の危険因子で、日本人の死因の上位にある脳卒中や心筋梗塞の原因になっています。動脈硬化の原因である高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、肥満などが相互に悪影響を与えあって動脈硬化を加速させるという悪循環が生じます。これがメタボリックシンドロームです。
心疾患や脳血管疾患に与える糖尿病と高血圧の危険度は、健康な人が危険度1ならば、糖尿病で2~3倍、高血圧で2~3倍、糖尿病と高血圧の両方がある場合は6~7倍といわれています。2型糖尿病の人はそうでない人に比べて高血圧の合併頻度は約2倍といわれています。

糖尿病と高血圧症をお互いに合併しやすい理由のにとつとして考えられるのは、糖尿病と高血圧症に共通してインスリン抵抗性という因子があることです。糖尿病の合併症である糖尿病性腎症の場合では、腎症は血圧を上昇させ、高血圧は腎症を進行させるという関係があります。高血圧は網膜内の血管にも悪影響を及ぼし、糖尿病性網膜症の進行を加速させます。
このように糖尿病と高血圧、糖尿病の合併症と高血圧は深く関わりあっていることから、軽症の高血圧であっても積極的な治療が必要で、血糖値と同じく血圧のコントロールもしなければなりません。また2型糖尿病患者は肥満であることも多く、肥満では高血圧になりやすいです。肥満ならば、これもあわせて改善すべき対象になります。

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