糖尿病情報館

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2型糖尿病と肥満の関係

肥満が原因の糖尿病を肥満型糖尿病とも呼び、2型糖尿病の6割以上を占めるといわれています。日本人の多くが肥満になりやすい肥満遺伝子(倹約遺伝子)を持っており、40才代をすぎると基礎代謝も急激に低下して、肥満になりやすい食生活などの生活習慣も加わって、肥満になりやすい状態になります。痩せているのに糖尿病の人は、内臓脂肪型肥満かもしれません。

中性脂肪が内臓に蓄積されると内臓脂肪、皮膚の下に蓄積されると皮下脂肪です。メタボリックシンドロームの元凶は内臓脂肪による内臓脂肪型肥満です。肥満が糖尿病を引き起こすメカニズムは、肥満⇒高インスリン血症⇒インスリン抵抗性が強くなる⇒耐糖能異常・血圧上昇・脂質代謝異常が起こる⇒糖尿病の発症、となります。

内臓脂肪型肥満は痩せている人にもある肥満型です。多すぎる内臓脂肪は血液中の脂肪分が高くなる脂質異常症(高脂血症)発症や、インスリン抵抗性を強めて血糖値が上昇し、耐糖能異常レベルの高血糖になり糖尿病を発症するリスクが高まります。また、内臓脂肪そのものも動脈硬化を促進して心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクを高めます。内臓脂肪型肥満に、脂質異常症(高脂血症)・高血圧・高血糖の3つのうち2つ以上が加わった状態をメタボリックシンドロームと呼びます。

糖尿病と大きく関係する肥満の原因は「遺伝:環境=3:7」といわれています。糖尿病予備軍や軽度の糖尿病ならば食事療法や運動療法で改善したり進行を食い止めて合併症を回避することも可能です。重症化する前に適切な治療をすることが重要です。

※肥満遺伝子(倹約遺伝子)に、脂肪細胞の肥大を起こす「PPARy遺伝子」があります。肥大化した脂肪細胞が分泌するホルモンがインスリン抵抗性などを作り出すため、この遺伝子を持っていると肥満になりやすく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすい状態になります。

※高インスリン血症とは、インスリン作用の低下を補おうと膵臓がインスリンを多く分泌してしまう疾患です。高インスリン血症は、さらにインスリン抵抗性を強めることになり、糖尿病を進行させてしまいます。インスリン抵抗性については血中インスリン濃度を調べる検査で確認できます。

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