糖尿病情報館

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糖尿病の乳酸アシドーシス昏睡

糖尿病の急性合併症である糖尿病性昏睡のひとつに乳酸アシドーシス昏睡があります。乳酸アシドーシス昏睡とは、膵臓での乳酸の利用が減ると同時に血液中の乳酸が極度に増加して血液が酸性になる状態が続いた結果の昏睡です。糖尿病による糖代謝異常が乳酸アシドーシスの原因になります。糖尿病ではインスリン作用不足のため乳酸が蓄積しやすい状態にあり、アルコールの多飲や心筋梗塞などの心血管疾患などが誘因となって発症するといわれています。

乳酸アシドーシスの症状は、筋肉痛・筋肉痙攣・倦怠感・脱力感・腰痛・胸痛・吐き気・嘔吐などの初期症状に始まり、進行すると乳酸アシドーシスの特徴的な症状である過呼吸や脱水・低血圧・低体温などの症状が現われ、放置すると昏睡状態に陥ります。昏睡状態に至ると死亡確率が高くなります。

乳酸アシドーシスの治療として、低酸素血症の改善、乳酸アシドーシスの原因になる疾患の治療、アシドーシスの補正などの治療が行われます。
糖尿病の薬物療法で使われる飲み薬のビグアナイド系の薬は、副作用として乳酸アシドーシスになる可能性があります。肝臓・腎臓・心臓が悪い、または高齢者では注意が必要といわれています。

※糖尿病の急性合併症である糖尿病性昏睡には、低血糖性昏睡、ケトン性昏睡(ケトアシドーシス昏睡)、非ケトン性高浸透圧性昏睡、乳酸アシドーシス昏睡があります。

※アシドーシスとは、動脈血のpH(水素イオンの濃度)が下がって酸性値に傾いている状態のことです。正常な血液のpHは7.35~7.45の弱アルカリ性です。

※乳酸アシドーシス:Lactic Acidosis(LA)

 - 糖尿病の合併症

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