糖尿病情報館

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糖尿病性黄斑浮腫の治療

糖尿病性黄斑浮腫は糖尿病性網膜症の症状のひとつですが、治療方法は確立されていないようです。糖尿病性黄斑浮腫の治療には、糖尿病の内科的治療をはじめとする網膜光凝固術(レーザー光凝固)治療や硝子体手術のほかに、黄斑浮腫を減らす効果があるステロイド眼球内注射があります。また、新たな治療として血管新生阻害薬(抗VEGF薬)の眼球内注射があります。作用が続く期間が短いものの、外来治療が可能で初期から使える治療として期待されています。

ステロイドは網膜血管の透過性亢進(血管から液体成分が漏れ出ること)を減らす効果があるのですが、ステロイドは糖尿病を悪化させてしまいます。そこで、全身投与(内服や注射)ではなく、黄斑部だけに効果を集中させるべく、効果持続期間が長いステロイド剤を眼球に直接注射します。ただ、ステロイド眼球内注射には眼圧上昇・白内障の進行・感染症などのリスクがあります。また、注射の効果が切れて黄斑浮腫が再発すれば注射が再度必要になります。

※糖尿病性黄斑浮腫とは、糖尿病が原因による網膜の血管障害による黄班部の浮腫(むくみ)です。網膜血管に毛細血管瘤ができたり、毛細血管から血液中の液体(水分や脂肪)が染み出たりすることで、網膜の黄斑部(物を見ることに関係する網膜の中心部分)に浮腫(むくみ)が生じている状態です。

 - 糖尿病性網膜症

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