糖尿病情報館

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糖尿病性腎症の症状

糖尿病性腎症の症状の特徴は、蛋白尿、高血圧、貧血(腎性貧血)、浮腫(むくみ)などのネフローゼ症候群です。糖尿病性腎症の病期第1期~第2期までは通常は自覚症状はなく、第3期から症状が現われます。第3期のネフローゼ症候群の症状の発現にはじまり、末期では透析療法を行わないと容易に尿毒症の症状を呈して死亡に至ります。

糖尿病性腎症の病期別症状

第1期:腎症前期です。腎症の自覚症状はありません。

第2期:早期腎症期です。腎症の自覚症状はありません。高血圧を合併しはじめることが多いようです。通常の尿蛋白検査では陰性ですが、尿中微量アルブミン検査で陽性になります。

第3期:顕性腎症期です。通常の尿蛋白検査でも陽性になります。続発性ネフローゼ症候群の症状が現われます。ネフローゼ症候群とは単一疾患ではなく機能的な概念で、その症状は高度のタンパク尿や低タンパク血症(低アルブミン血症が代表的)を必須条件として、その結果生ずる浮腫(むくみ)や脂質異常症(高LDLコレステロール血症)が特徴です。

第4期:腎不全期です。浮腫(むくみ)に加えて尿毒症の症状が現われはじめます。尿毒症とは、排出されるべき物質が排出されずに全身に蓄積された結果に現われる病態です。尿毒症の症状としては、疲労感・無気力・食欲不振・嘔吐・頭痛・意識障害・痙攣・吐血・下血・口臭・血圧異常・不整脈・心不全・呼吸困難・肺炎・貧血・出血・紫斑などさまざまです。重症の尿毒症では幻覚や昏睡を引き起こし死亡に至る危険性があります。

第5期:透析療法期です。腎機能廃絶により透析療法を行わないと尿毒症の症状が容易に生じて死亡に至ります。

 - 糖尿病性腎症

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