糖尿病情報館

糖尿病の症状・原因・治療・合併症などの情報です。糖尿病の基礎知識は糖尿病の予防や改善への一歩です。

糖尿病と内臓の不調

糖尿病性神経障害で自律神経が障害されると、心臓や消化器などの内臓の働きが悪くなります。冷えやほてり、異常発汗(味覚性発汗や無汗)、便秘・下痢、立ちくらみ(起立性低血圧)、排尿障害、EDなど様々な症状が起こります。

自律神経は自分の意思で動かすことができない神経です。糖尿病で自律神経障害があると、尿路の機能が低下して膀胱炎などの尿路感染症、胆のうの機能が低下して胆のう炎などの感染症を合併しやすくなりますから注意が必要です。

糖尿病で自律神経障害がある場合は無自覚性低血糖を起こしやすく、糖尿病の罹患期間が長いほど無自覚性低血糖が多くなることが知られています。
低血糖になると通常は動悸や冷や汗・震え・頭痛など低血糖症状が現われますが、症状がないまま低血糖状態になることを無自覚性低血糖といいます。無自覚性低血糖は低血糖を自覚しないため突然の昏睡に陥る危険性があります。

糖尿病による自律神経障害の症状

 胃に起きる症状:胃無力症(胃アトニー)

胃無力症とは、胃の筋肉の緊張が低下またはない状態で、胃アトニーともいわれます。胃無力症は機能性胃腸症(かつては慢性胃炎とよばれていました)のひとつです。自律神経障害が胃に現れると、胃の運動が悪くなって食べ物の消化吸収が上手くいかず、食後の血糖値に影響して血糖コントロールが上手くいかないことがあります。

 腸に起きる症状:便通異常

腸の働きが低下して、下痢や便秘が長引いたり、下痢と便秘を繰り返したりします。2型糖尿病の高齢者の場合は、酷い下痢で脱水症状が誘発原因になって非ケトン性高浸透圧性昏睡という急性合併症を引き起こす危険がありますから、注意と適切な治療が必要です。

 膀胱障害・胆のう無力症(胆のうアトニー)

健康な人の膀胱は排尿後に空になりますが、糖尿病で神経障害があるとあまり尿意を感じなかったり、排尿時に十分膀胱が収縮せずに膀胱内に尿が残って、膀胱炎などの尿路感染症に罹りやすいです。
胆のうの収縮が不十分な胆のう無力症では、胆のう内に残った胆汁に細菌感染しやすく胆のう炎に罹りやすいです。

 - 糖尿病性神経障害

PC用

PC用

  関連記事