糖尿病情報館

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糖尿病性神経障害の検査診断

糖尿病性神経障害は診察や検査の結果で診断されます。糖尿病性神経障害の診断基準は、糖尿病であって且つ糖尿病性神経障害以外の末梢神経障害がないことが条件になります。
閉塞性動脈硬化症(ASO)と神経障害は冷感・しびれ感・疼痛など共通する症状を特徴としていますから両者の鑑別が必要です。

糖尿病性神経障害の臨床的症状を総合して神経障害が起こっているかどうかを判定します。神経障害の特徴としては、アキレス腱反射の低下または消失、下肢ふくらはぎに強い圧痛、特に手首と足首から先(手袋や靴下を履く部分)に知覚鈍麻や振動覚の低下などがあります。基本的にはこれらはほぼ左右対称に生ずるとされています。また、息を吸って呼吸を止めると通常は心拍数の増加がみられますが、自律神経障害があると心臓神経の反応が鈍いため増加が見られません。

神経伝導速度検査(NCS)で電気刺激の伝わる速さや強さの低下などの異常所見があれば、体性神経障害の客観的裏づけになります。心電図RR間隔変動係数や起立性低血圧の検査など自律神経機能検査で異常所見があれば、自律神経障害の客観的裏づけになります。

糖尿病性神経障害検査

アキレス腱反射:アキレス腱反射は神経による刺激の伝達能力をみる検査です。神経障害を調べる検査の中で最も簡単にできる検査です。

振動覚閾値の検査:物が振動していると感じる神経の働きを調べる検査です。神経障害を起こすとこの神経が鈍くなります。

末梢神経伝導速度の検査:神経障害を起こすと末梢神経の刺激の伝わり方が遅くなります。自覚症状がなくとも神経障害があると診断されることがあります。

呼吸心拍変動係数の検査:自律神経の働きを調べる検査です。

※末梢神経は体性神経と自律神経からなっています。体性神経は、知覚神経(痛みや温度などを脳に伝える神経)と運動神経(脳からの指示を末端に伝える神経)からなります。

 - 糖尿病性神経障害

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