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糖尿病情報館 > 高齢者の糖尿病

高齢者の糖尿病の特徴

糖尿病の罹患率は年齢を重ねると増加していき、糖尿病による合併症も増加していきます。高齢者の糖尿病患者の症状や合併症の程度も個人差がありますが、高齢者の糖尿病の特徴としていくつか挙げられます。高齢者では身体機能が低下していますから、自覚症状が出づらく、気付かないことも少なくありません。また、異常があっても「年だから仕方がない」「生活パターンを変えられない」と諦めていたりして治療に対する意欲が低いようです。高齢者であっても適切な糖尿病の治療や糖尿病の合併症の治療で進行を遅らせることは可能です。
○高齢者の糖尿病の特徴:インスリン作用の低下
加齢によるインスリン作用の低下、即ちインスリン分泌低下とインスリン抵抗性(細胞の感受性の低下)で血糖値が高くなります。
○高齢者の糖尿病の特徴:腎臓機能の低下
加齢による腎臓機能の低下で、血糖値のわりに尿糖が少なかったり、薬剤の蓄積が起こりやすくなっています。
○高齢者の糖尿病の特徴:合併症の発症
糖尿病の罹患期間が長いケースが多くなり、必然的に糖尿病による合併症の発症率が高くなります。
○高齢者の糖尿病の特徴:動脈硬化症の進行
動脈硬化症が加速度的に進行しやすいです。

高齢者の糖尿病の治療

高齢者の糖尿病の治療は若い人と基本的には同じで、食事療法・運動療法・薬物療法などです。だだし、高齢者ゆえの対応や工夫が必要です。
■高齢者の糖尿病の治療:食事療法
長年の食生活の習慣を変えられない・小食になっていている・食品交換表を使えない・自分で食事を作らないなどが原因で、食事療法が上手くいかないことがあります。食事療法は自分の努力だけでなく家族の協力が必要です。
■高齢者の糖尿病の治療:運動療法
高齢者の場合は、心肺機能の低下に加えて、膝痛や腰痛などの関節障害や病気を抱えていることも珍しくありません。医師に相談して自分に合った運動をすることが重要です。
■高齢者の糖尿病の治療:薬物療法
高齢者は糖尿病の薬だけでなく、他の病気治療薬を服用することが多いです。高齢者では腎機能の低下で薬の体外への排泄が遅れがちになり蓄積しやすい状態です。薬の種類が増えると、薬の飲み合わせによる副作用が心配されます。新しい薬を処方されるときは、服用中の薬を医師に必ず伝えることが重要になります。また、薬を飲んで異常を感じるならば早めに医師に相談することも重要です。

高齢者の糖尿病とシックデイ

高齢者の場合は、ちょっとしたことで体調を崩してしまいます。高齢者の糖尿病のシックデイの対応は軽症のうちに治すことが大切です。シックデイには食べられるかどうかがポイントになります。食べられない時には入院療養が必要なこともあります。日頃からシックデイの対応方法を医師と相談して、本人だけでなく家族も対応方法を理解しておくことが重症化することを防ぎます。一人暮らしの場合は、高齢者向けの公的サービスを利用することをお勧めします。
シックディとは、風邪や下痢など糖尿病以外の病気になっている日のことを指します。シックデイには血糖値が上昇して糖尿病性昏睡に陥ることもありますし、低血糖になることもあります。薬物療法をしている場合は、症状によって薬の服用量を調節する必要もありますから、医師と前もって相談してシックデイ対策をしましょう。

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