糖尿病情報館

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高齢者の糖尿病の治療

高齢者の糖尿病の治療は若い人と基本的には同じで、食事療法・運動療法・薬物療法などです。だだし、高齢者ゆえの問題点もあり、高齢者ならではの対応や工夫が必要です。
厳密な血糖コントロールによる低血糖には注意が必要です。低血糖は、血圧や脈拍の乱れ、心臓や脳の発作の引き金になります。ふらつきによる骨折は寝たきりに、度重なる低血糖は認知機能の低下に繋がります。特に夜間睡眠時の低血糖は見逃されやすく、より安全な高齢者の糖尿病治療が望まれます。低血糖だけでなく、日常の体調不良にも早めに対応して、QOL(生活の質)に配慮することが大切です。

高齢者の糖尿病の治療上の問題点と対策

食事療法:長年の食生活の習慣を変えられない・小食になっていている・食品交換表を使えない・自分で食事を作らないなどが原因で、食事療法が上手くいかないことがあります。食事療法は自分の努力だけでなく家族の協力が必要です。

運動療法:高齢者の場合は、心肺機能の低下に加えて、膝痛や腰痛などの関節障害や病気を抱えていることも珍しくありません。医師に相談して自分に合った運動をすることが重要です。運動をするときは、転倒に注意して、小まめな水分補給で脱水や熱中症を防ぎます。

薬物療法:高齢者は低血糖の典型的な症状が現われにくく、現れても自身で判断できないこともあります。インスリン分泌を促す薬やインスリン注射による低血糖には注意が必要です。
また、高齢者は糖尿病の薬だけでなく、他の病気治療薬を服用することが多いです。高齢者では腎機能の低下で薬の体外への排泄が遅れがちになり蓄積しやすい状態に加えて、薬の種類が増えると薬の飲み合わせによる副作用が心配です。新しい薬を処方されるときは服用中の薬を医師に必ず伝え、薬を飲んで異常を感じるならば早めに医師に相談することが重要です。

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